中国株ニュース 詳細
【10月29日の香港市場】
2018.10.29 18:15
主要指数はハンセン指数が5営業日ぶりに小幅反発し、前営業日比0.38％高の2万4812.04ポイントだった。中国企業指数（旧H株指数）は0.45％安の1万12.63ポイントと、5日続落。メインボードの売買代金は先週末比で約1％減少し、概算で946億6500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由が14億3000万元、深セン経由が3億7000万元の売り越しに転じた（注文ベース：買注文と売約定の差）。
先週末の米国株市場は一部主要企業の業績低迷が嫌気され、ダウ平均が反落。米中間選挙を控えた様子見ムードも加わり、不安定な外部環境が続いた。もっとも、先週までにハンセン指数が5週続落し、節目の2万5000ポイントを割り込むなど、足元の急ピッチな下落を受けた自律反発期待もあり、週明けのハンセン、中国企業の両指数は反発して寄り付いた。その後はA株市場の大幅安などが重しになり、中国企業指数は1万ポイントの大台割れの場面もみられるなど軟調な値動きに終始。ハンセン指数は大型株のHSBC（00005.HK）が支えとなり、もみ合いながらも小幅高で取引を終えた。
金融世界大手のHSBCが発表した1－9月期決算が市場予想を上回り、5.04％高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。中電控股（00002.HK）が1.93％高、九龍倉置業地産（01997.HK）が1.36％高、長江和記（00001.HK）が1.21％高など、香港地場系の公益株・不動産株が概ね堅調だった。金相場の先高観を背景に、山東黄金（01787.HK）が6.12％高、霊宝黄金（03330.HK）が3.42％高、招金砿業（01818.HK）が1.12％高、紫金砿業（02899.HK）が1.03％高など、本土系の金鉱大手が上昇した。発電大手も買いが先行し、華電国際電力（01071.HK）が3.77％高、華潤電力控股（00836.HK）が3.44％高、華能国際電力（00902.HK）が3.19％高。
一方で自動車販売大手が業績鈍化懸念を背景に大幅安。中国永達汽車（03669.HK）は1－9月期の減益決算がパニック売りを誘い、21.08％安に沈んだ。同業の中升集団（00881.HK）が10.35％安、広匯宝信汽車（01293.HK）が6.09％安。増益の1‐9月決算を発表した保険大手も今後の業績鈍化懸念が広がり、新華人寿保険（01336.HK）が3.07％安、太平洋保険（02601.HK）が2.69％安に沈んだ。また、石炭大手の下げがきつく、最大手の神華能源（01088.HK）は3.95％安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位だった。（中国部・畦田）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
