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【9月28日の中国本土市場】
2018.09.28 16:59
主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.05％高の2821.35ポイント、B株指数が0.51％高の290.20ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.79％高の8401.08ポイント、B株指数が0.65％高の975.35ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約8％減少し、概算で2632億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は7億100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は10億5300万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
8月の米耐久財受注が市場予想を上回ったことなどを好感し、ダウ平均が4日ぶりに反発。良好な外部環境を背景に、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後も大型株を中心に上昇。後場も堅調に推移し、終値で2800ポイントを回復した。上海市場は全体の8割の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.21％高。深セン市場の下落銘柄は7割半に上った。中小企業板指数は0.76％高、創業板指数は0.78％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、英FTSEラッセル社と米MSCI社によるA株の指数組み入れ、組み入れ比率の拡大を通じた海外資金の流入期待から、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.54％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.40％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.30％高、中国銀行'A'（601988.SS）が1.08％高。保険株も堅調で、新華人寿保険'A'（601336.SS）が3.02％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.93％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.74％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.84％高だった。
そのほかでは、香港とマカオを結ぶ海上橋「港珠澳大橋」が本日から試験運用をするとの報道が流れ、粤港澳大湾区（ビッグベイエリア）関連株が強い。格力地産（600185.SS）が5.00％高、世栄兆業（002016.SZ）が4.28％高、珠海港（000507.SZ）が3.57％高、広州港（601228.SS）が2.02％高。大型連休を前に観光株も堅調。上海錦江国際酒店発展'A'（600754.SS）が4.76％高、北京首旅ホテル（600258.SS）が3.47％高、中国国旅（601888.SS）が2.05％高、中青旅（600138.SS）が1.34％高。ソフトウェア株が安く、航天信息（600271.SS）が2.31％安、衛士通（002268.SZ）が0.57％安だった。
上海B株市場は全体の8割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の8割あまりの銘柄が上昇した。（中国部・関）
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