内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【9月27日の香港市場】

2018.09.27 17:51

 主要指数は小幅に反落した。ハンセン指数は前日比0.36%安の2万7715.67ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.42%安の1万938.97ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約3割減少し、概算で777億1300万HKドル。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)は国慶節連休の関係で本日から停止。再開は10月8日を予定している。

 注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)は事前予想通りに利上げを決定し、さらなる利上げの可能性を示唆。こうした中で前日の米国株市場はダウ平均が続落した。また、トランプ大統領が国連演説で中国を激しく批判し、米中対立の激化・長期化への警戒感も広がると、本日の香港株市場は概ね戻り売りに押された。ハンセン、中国企業の両指数は前場こそ前日終値を挟んだもみ合いになるも、後場はマイナス圏での小動きが続いた。輸入関税引き下げなど、内需テコ入れを含む中国の景気対策が引き続き相場全体を下支えした。

 9月の住宅市場の低迷が伝わり、本土系不動産株が軟調。華潤置地(01109.HK)が3.85%安、碧桂園控股(02007.HK)が1.88%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率上位に沈んだ。証券関連セクターが振るわず、東方証券(03958.HK)が5.26%安、広発証券(01776.HK)が3.98%安、中国華融資産管理(02799.HK)が3.89%安。大型IT株のテンセント(00700.HK)は連日の自社株買いに追われている点がかえって投資家の先行き不透明感につながり、1.39%安でハンセン指数の下げ幅を広げた。同じハイテク株の美図公司(01357.HK)も8.91%安ときつい下げ。

 また、マカオのカジノ統計発表を控えて銀河娯楽(00027.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる4.46%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.12%安など、カジノ大手が軟調。個別では8月の新エネルギー車販売が不振だった長城汽車(02333.HK)が2.16%安に沈んだ。

 一方で香港地場銀大手の恒生銀行(00011.HK)はプライムレート引き上げを発表し、2.10%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。金利上昇による利息収入増を織り込み、香港に本拠を置く保険大手のAIA(01299.HK)が1.32%高だった。(中国部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。