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【9月27日の中国本土市場】
2018.09.27 17:01
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.53％安の2791.77ポイント、B株指数が0.005％安の288.70ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.01％安の8334.75ポイント、B株指数が0.60％安の969.02ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約8％減少し、概算で2860億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は27億6000万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は3億9400万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米連邦準備制度理事会（FRB）は利上げを実施し、「金融政策のスタンスは引き続き緩和的」との文言を削除。一方でインフレ見通しは控えめで長期金利が低下すると、ダウ平均も3日続落して終わった。その流れを受け、上海総合指数は低く寄り付いた。前場の中盤で上げに転じたが、大型連休を前に買いは広がらず、すぐに下げに沈んだ。そのまま小幅安で取引を終了し、再び2800ポイントを下回った。国務院常務会議での関税引き下げの決定や、英FTSEラッセル社によるA株の指数組み入れ発表の影響は限定的だった。上海市場は全体の8割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.28％安だった。深セン市場の下落銘柄は8割あまりに上った。中小企業板指数は1.27％安、創業板指数は1.43％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）と中国銀行'A'（601988.SS）が前日比変わらずだったものの、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.25％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.17％安。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.66％高だった一方、中国石油化工'A'（600028.SS）は0.42％安だった。
そのほかでは、政府が「農村振興戦略計画」を発表したことから、農業関連株が強い。新安化工（600596.SS）が4.69％高、南京紅太陽（000525.SZ）が2.59％高、第一トラクター'A'（601038.SS）が1.45％高。研究開発費の税額控除拡大の恩恵を受けるとアナリストが指摘し、医薬株も堅調。冠福控股（002102.SZ）が1.90％高、大参林医薬（603233.SS）が1.19％高。精密機械・通信関連株が弱く、華陽集団（002906.SZ）が5.01％安、長飛光繊光纜'A'（601869.SS）が4.14％安、欧菲科技（002456.SZ）が3.95％安、航天工業（000547.SZ）が3.22％安だった。
上海B株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割の銘柄が下落した。（中国部・関）
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