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【9月26日の中国本土市場】
2018.09.26 17:13
主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.92％高の2806.81ポイント、B株指数が0.51％高の288.72ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.80％高の8420.54ポイント、B株指数が0.39％高の974.90ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約28％増加し、概算で3104億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は14億4000万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は6億400万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
MSCIエマージング・マーケット・インデックス指数に組み込まれているA株の比率を5％から20％に引き上げることを検討しているとの報道を背景に、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後も大型株を中心に買われ、一本調子で上昇。後場は利益確定の売りに押されたが、約2カ月ぶりに終値で2800ポイントを回復した。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.37％高だった。深セン市場の上昇銘柄は5割。中小企業板指数は0.68％高、創業板指数は1.06％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、英FTSEラッセル社がA株を指数に組み入れることを27日に発表するとの観測も受け、保険株が堅調。太平洋保険'A'（601601.SS）が2.47％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が2.41％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.14％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.48％高。四大国有銀行株はまちまちで、中国銀行'A'（601988.SS）が0.82％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.52％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.42％高だったが、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.25％安だった。
そのほかでは大型連休を前に需要拡大が期待され、酒造株が強い。水井坊（600779.SS）が7.41％高、洋河酒廠（002304.SZ）が4.59％高、茅台酒（600519.SS）が4.00％高、宜賓五糧液（000858.SZ）が2.90％高。通販サイトの大セールが開かれる11月11日の独身の日（双十一）を控え物流株も堅調。欧浦智網（002711.SZ）と長久物流（603569.SS）がストップ高。軍需関連株が軟調で、九洲電器（000801.SZ）が1.61％安、航天時代電子（600879.SS）が1.27％安、航天工業（000547.SZ）が1.25％安だった。
上海B株市場は全体の6割半の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。（中国部・関）
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