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【9月25日の中国本土市場】

2018.09.25 17:17

 連休明けは主要指数がいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.58%安の2781.13ポイント、B株指数が0.47%安の287.24ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.66%安の8353.37ポイント、B株指数が0.59%安の971.09ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約25%減少し、概算で2424億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は、中秋節の祝日の関係で本日まで停止。ただ、9月26日に再開するが、中国本土の国慶節連休で10月1日から再び停止し、10月8日に再開することになる。

 米中双方が24日午後1時すぎ(日本時間)に新たな関税措置を発動したことを受け、前日の香港市場のハンセン指数やニューヨーク市場のダウ平均が5日ぶりに下落。連休明けの上海総合指数も低く寄り付いた。前場の中盤に下げ幅を縮めたが、大型連休を前に積極的な売買は控えられ、軟調に推移したまま取引を終了した。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.00%安だった。深セン市場の下落銘柄は6割あまりに上った。中小企業板指数は0.33%安、創業板指数は0.37%安だった。

 上海A株市場の主力セクターでは、主要産油国の増産見送りと北海ブレント先物の4年ぶり高値を受け、石油株が堅調。中曼石油(603619.SS)が2.22%高、中海油田服務'A'(601808.SS)が1.75%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.90%高だった。竣工前住宅の予約販売(青田売り)の廃止を広東省が検討中と伝わり、不動産株が軟調。保利房地産(600048.SS)が6.00%安、世栄兆業(002016.SZ)が5.24%安、万科企業'A'(000002.SZ)が4.49%安、泰禾集団(000732.SZ)が3.55%安。

 そのほかでは、研究開発費の税額控除の拡大が発表されたことを受け、恩恵を受ける軍需関連株が堅調。光啓技術(002625.SZ)が5.32%高、利君実業(002651.SZ)が3.66%高、海特高新(002023.SZ)が1.42%高だった。

 上海B株市場は全体の7割半の銘柄が下落。深センB株市場も全体の7割半ほどの銘柄が下落した。(中国部・関)
 
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