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【9月21日の香港市場】
2018.09.21 17:44
主要指数はそろって4日続伸。ハンセン指数は前日比1.73%高の2万7953.58ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は2.17%高の1万1027.13ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約50%増加し、概算で1305億7500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は中国本土の中秋節連休と香港の中秋節明けの祝日にともない9月25日まで停止し、9月26日に再開する予定。ただ、中国本土が国慶節連休に入ることから、9月27日から10月5日まで再び停止し、10月8日に再開することになる。
米中通商摩擦への警戒感が後退し、ニューヨーク市場ではダウ平均が3日続伸し、約8カ月ぶりに過去最高値を更新。リスクオンの動きは香港市場に及び、主要指数は高く寄り付くと、ダウ平均先物や上海総合指数の動きを追い風に、堅調に推移。本日の高値付近で終了した。ハンセン指数の終値は2万8000ポイントに迫ったほか、中国企業指数は17日ぶりに終値で節目の1万1000ポイントを回復した。「港股通」の停止で本土マネーは流入していないものの、メインボードの売買代金は大幅に増加し、6日ぶりに1000億HKドルの大台を超えた。
ハンセン指数の構成銘柄では、国務院が米中通商摩擦の影響緩和を視野に、消費拡大を促す方針を発表し、吉利汽車(00175.HK)が上昇率1位の10.97%高。新世界発展(00017.HK)は昨日発表した204.05%増益の18年6月本決算が評価され、上昇率3位の5.79%高。昨日の上昇率1位だった蒙牛乳業(02319.HK)は続伸し、本日は5.51%高だった。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は3.14%高となり、ハンセン指数の上昇に寄与した。
一方、舜宇光学科技(02382.HK)はカメラモジュールの粗利益率が回復していないと指摘するアナリストが目標株価を引き下げことを受け、下落率2位の2.98%安。このほか本土系の石油株や通信株が売られた。(中国部・千原)
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