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【9月14日の中国本土市場】
2018.09.14 16:59
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.18％安の2681.64ポイント、B株指数が0.27％安の281.88ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.61％安の8113.88ポイント、B株指数が0.22％安の956.61ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％減少し、概算で2508億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は16億3100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は12億9500万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
通商問題をめぐる米中の交渉再開への期待を背景に、上海総合指数は高く寄り付いた。ただ、週末ということもあり、積極的な買いは続かず、その後は前日終値を挟み一進一退。小幅安で取引を終了した。上海市場は全体の7割近くの銘柄が下落。もっとも、大型株が堅調だったことで、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.41％高だった。深セン市場の下落銘柄は7割あまりに上った。なかでも中小型株の下げが大きく、中小企業板指数は0.74％安、創業板指数は1.77％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.15％高だったものの、中国農業銀行'A'（601288.SS）、中国工商銀行'A'（601398.SS）、中国銀行'A'（601988.SS）はいずれも前日比変わらずだった。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.52％高だった一方、中国石油化工'A'（600028.SS）は0.87％安。保険株は総じて堅調で、中国人寿保険'A'（601628.SS）こそ0.84％安だったものの、平安保険'A'（601318.SS）が1.44％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.46％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.45％高だった。
そのほかでは、自動車株が全体的に堅調で、江淮汽車（600418.SS）が4.79％高。EVスーパーカー「NIOEP9」で知られる蔚来汽車（NextEV）が米国に上場し、大幅高となったことを好感した。国による医薬品の集中買入れが11都市で試験的に実施されることになり、医薬株の明暗が買われた。競争激化が予想されることから、国薬（600511.SS）が4.29％高など大手は堅調だった一方、海正薬業【売付のみ】（600267.SS）はストップ安、華海薬業（600521.SS）は6.58％安だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が下落。深センB株市場は全体の6割半ほどの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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