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【9月7日の香港市場】
2018.09.07 17:47
主要指数は小幅に3日続落。ハンセン指数は前日比0.005%安の2万6973.47ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.17%安の1万559.54ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約5%増加し、概算で1105億2700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が11億9700万元の買い越し。深セン経由の買越額は3億6500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はボーイングが航空機出荷増への期待を背景に買われ、ダウ平均が小幅に続伸。一方でハイテク株は売りが続き、ナスダック総合株価指数は3日続落した。こうしたなか、米国による総額2000億米ドルの対中追加関税への警戒感を背景に、香港の主要指数は小安く寄り付いた。上海総合指数が朝方にかけて上昇したことを受け、香港の主要指数も上げに転じたが、下げに沈んで前場を終了。後場は前日終値を挟んで一進一退となったが、いずれの指数も小幅安で引けた。メインボードの売買代金は16日ぶりに1100億HKドルを突破。こうしたなか、本土マネーの動きは低調で、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約8%にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が続落。銀河娯楽(00027.HK)が3.79%安で、2日連続の下落率1位。昨日の下落率4位だったサンズチャイナ(01928.HK)は、本日は同2位の3.22%安だった。マカオのカジノ株について弱気なレポートが相次ぎ、投資家心理が悪化した。
こうしたなか、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が後場の中盤で上げに転じ、0.69%高で取引を終了。新興のコーヒーチェーン「瑞幸珈琲」(ラッキンコーヒー)との戦略提携が材料視されたもようだ。双方はカフェにビッグデータ、モバイルペイ、顔認証などの技術を応用する方針という。(中国部・千原)
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