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【9月7日の中国本土市場】

2018.09.07 16:53

 主要指数はまちまち。上海市場はいずれも3日ぶりに反発し、上海総合指数が前日比0.39%高の2702.30ポイント、B株指数が0.12%高の285.70ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が小幅に3日続落し、0.02%安の8322.36ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.17%高の979.34ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約9%増加し、概算で2720億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は1億2400万元の売り越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米国による総額2000億米ドルの対中追加関税をめぐるパブリックコメント期間が終了し、トランプ大統領が近く発動を発表するとの報道が流れ、投資家の警戒感が強まった。中国は報復措置を講じると表明しており、米財界も発動に反対の意見が多いと伝わっており、大統領の決定を見極めたいとの思惑が広がった。

 こうしたなか、中国政府による株価下支えへの期待を背景に、上海総合指数は朝方にかけて上げ幅を広げ、節目の2700ポイントを回復。しかし、投資家の警戒感は根強く、下げに沈んで前場を終了した。後場は序盤や中盤で下げに転じる場面もあったが、総じて小幅高で推移。かろうじて終値で2700ポイント台を回復した。

 上海市場は大型株を中心に全体の6割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.89%高となり、上昇率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場は上昇銘柄の方が多く、深セン総合指数は0.10%高となったが、大型株の一角が重荷となり、深セン成分指数はわずかに下落。中小企業板指数は0.11%安だったものの、創業板指数は0.16%高だった。

 上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は総じて堅調で、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.56%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.37%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.28%高だった一方、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.14%安だった。二大石油株はそろって下落し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.60%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.29%安。保険株は総じて堅調で、平安保険'A'(601318.SS)が2.38%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.45%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.32%高だった一方、中国人寿保険'A'(601628.SS)が0.27%安だった。なお、上海B株市場は全体の6割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は前日比変わらずの銘柄が多いなか、全体の5割近くの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
 
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