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【9月6日の中国本土市場】
2018.09.06 17:07
主要指数はそろって続落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.47％安の2691.59ポイント、B株指数が0.44％安の285.33ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.93％安の8324.16ポイント、B株指数が0.91％安の977.62ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約4％減少し、概算で2495億元。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は10億2200万元の買い越しに転じ、「深股通」（香港経由の深センA株投資）売越額は4700万元まで減少した（注文ベース：買注文と売約定の差）。
本日の上海総合、深セン成分の両指数は前場こそ底堅く推移したが、後場はマイナス圏で低迷した。上海総合指数は終値ベースで先月20日以来の2700ポイント割れ。米国政府が実施するパブリックコメント締め切りを間近に控え、大規模な対中追加制裁発動への警戒感が本日も投資マインドを悪くした。様子見ムードも強く、薄商いが神経質な地合いにつながった。
両市場全体で約2200の銘柄が値下がりした。酒造セクターが振るわず、洋河酒廠（002304.SZ）が4.98％安、青島ビール'A'（600600.SS）が2.84％安、燕京ヒ酒（000729.SZ）が2.24％安、茅台酒（600519.SS）が2.09％安。製品価格のピークアウト懸念から製紙大手が安く、山東晨鳴紙業'A'（000488.SZ）が3.35％安、太陽紙業（002078.SZ）が2.39％安。前日発表の財新サービス業PMIが弱く、サービス業に属する上場企業が概ねさえない。流通業の中央商場（600280.SS）がストップ安、広告大手の分衆信息（002027.SZ）が4.65％安。北京新空港の来年開港を見据え、競争激化懸念から深セン機場（000089.SZ）が3.17％安、広州白雲エアポート（600004.SS）が1.61％安、上海エアポート（600009.SS）が1.48％安など、空港大手が軟調だった。
一方で約1120の銘柄が上昇。政府が天然ガス産業の発展に向けた指導意見を出したことが材料視され、重慶燃気（600917.SS）が6.11％高、火炬燃気（603080.SS）と陝西天然気（002267.SZ）が3.42％高など、ガス関連の各銘柄が堅調。金相場の反発を材料に、山東ゴールド（600547.SS）が2.84％高、中金ゴールド（600489.SS）が2.12％高など、金鉱大手が物色された。
なお、B株市場もA株に連れ安し、幅広い銘柄が下落。一方で上海B株ではガス関連の山西省国新能源（900913.SS）が0.97％高で取引を終え、指数の下げ幅縮小に貢献した。（中国部・畦田）
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