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【9月3日の香港市場】

2018.09.03 17:58

 主要指数はそろって続落。ハンセン指数は3営業日続落し、前営業日比0.63%安の2万7712.54ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日続落し、0.57%安の1万813.57ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末比で約27%減少し、概算で788億9800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が6800万元の売り越しに転じたものの、深セン経由は1億3500万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米国とカナダの通商交渉を見極めたいとの思惑や米中貿易摩擦への警戒感などを背景に、先週末の米国株市場はダウ平均が小幅に下落した。さらにアルゼンチンの深刻な通貨危機も伝わり、全般的にリスクオフのムードが続くと、週明けの香港株市場は軟調な地合いに終始した。ハンセン、中国企業の両指数は大引けまでマイナス圏で低迷。下げ幅をやや縮めて引けた。場中に発表された8月の財新中国製造業PMIが14カ月ぶりの低水準に沈んだことも悪材料視された。

 米自動車大手のフォードは中国工場生産の一部車種の米国への輸入を中止すると決定。米国の関税による中国自動車業へのさらなる影響が懸念され、自動車セクターが売られた。海外ブランド車が主力のブリリアンスチャイナ(01114.HK)が7.07%安、広州汽車(2238)が6.10%安、北京汽車(01958.HK)が5.45%安。自主ブランドが主力の吉利汽車(00175.HK)も売りに押され、4.43%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。2000億米ドル規模の中国製品に対する米国政府の制裁関税発動が警戒され、ハイテク関連株が概ね売られた。華顕光電(00334.HK)が7.69%安、中興通訊(00763.HK)が4.98%安、テンセント(00700.HK)が2.11%安、舜宇光学科技(02382.HK)が1.50%安。

 一方で欧州連合(EU)が中国製太陽光パネルへの輸入制限措置を撤廃すると発表し、太陽光の関連銘柄が上昇。コムテックソーラー(00712.HK)が45.83%高、陽光能源(00757.HK)が15.45%高、保利協キン能源(03800.HK)が11.32%高と、物色された。個別では山東国際信託(01697.HK)が2.14%高としっかり。株式分割(無償交付)の計画を明らかにし、配当狙いの買いが入った。(中国部・畦田)
 
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