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【8月30日の香港市場】
2018.08.30 18:07
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は4日ぶりに反落し、前日比0.88%安の2万8164.05ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は続落し、1.04%安の1万967.61ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約2%減少し、概算で785億9900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が本日も売り越しとなり、売越額は6億7300万元。深セン経由は3億5300万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場は米国とカナダの貿易交渉への期待感を材料に、ダウ平均が4日続伸。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いたが、ザラ場に入ると下げに転じた。上海総合指数が軟調に推移したこともあり、香港の主要指数も下げ幅を広げ、本日の安値付近で取引を終了。本土系銘柄を中心に売られ、中国企業指数の終値は4日ぶりに節目の1万1000ポイントを下回った。米中通商問題や米朝関係をめぐる先行き不透明感を受け、手控えムードが強く、メインボードの売買代金は4日ぶりに800億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。恒隆地産(00101.HK)が反落し、本日は下落率1位の2.49%安。蒙牛乳業(02319.HK)は0.85%安。18年6月中間決算の純利益が予想を下回ったとアナリストが指摘し、これが嫌気されたもようだ。こうしたなか、東亜銀行(00023.HK)が上昇率1位の1.55%高。18年6月中間決算は35.82%減益だったものの、非金利収益が予想よりも伸びたことなどをアナリストが評価。来年の創立100周年の記念配当への期待もあり、買い進まれた。
そのほかでは、東風汽車集団(00489.HK)が5.38%高。18年6月中間決算についてアナリストからポジティブな評価と目標株価の引き上げが相次ぎ、これを好感した。山東威高集団医用高分子製品(01066.HK)も18年6月中間決算が予想を上回ったとして評価され、14.02%高だった。 (中国部・千原)
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