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【8月28日の香港市場】
2018.08.28 18:17
主要指数は小幅に続伸。ハンセン指数は前日比0.28%高の2万8351.62ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.43%高の1万1097.59ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約5%減少し、概算で905億3100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が8億7200万元の売り越しに転じた。深セン経由の買越額も3400万元まで減少(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国とメキシコの貿易協定が合意間近と伝わり、米国発の貿易摩擦をめぐる懸念が後退。前日の米国株市場はダウ平均が260ドル近く上昇した。ニューヨークWTI原油先物も続伸。こうした外部環境の改善を追い風に、本日の香港株市場ではハンセン、中国企業の両指数が高く寄り付いた。もっとも、前場で上げ幅を縮めると、後場は狭いレンジでもみ合い、結局は小幅高で取引を終了。本日も対米ドルで人民元レートが上昇したことが支援材料になったが、7月の中国の工業企業利益が前月比で4%減少したことなどが嫌気され、上値の重さも目立った。
アナリストが割安感を指摘したことで、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が4営業日ぶりに上昇。2.69%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になった。鉄鋼大手の鞍鋼(00347.HK)は中間期の大幅増益を手がかりに、3.23%高。同業の馬鞍山鋼鉄(00323.HK)も1.53%高と連れ高した。非鉄大手にも買いが入り、中国アルミ(02600.HK)が5.91%高、新疆新キン砿業(03833.HK)が2.12%高、江西銅業(00358.HK)が1.18%高。中国の「二人っ子政策」廃止の観測が高まり、菓子大手の中国旺旺(00151.HK)が2.66%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。乳業関連の中国聖牧(01432.HK)が6.32%高、現代牧業(01117.HK)が3.38%高と買われた。
対照的にマカオのカジノ大手が軟調。カジノ収益統計の発表前に戻り売りに押され、銀河娯楽(00027.HK)が1.44%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.28%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率2、4位に沈んだ。本土系不動産株も概ね振るわず、碧桂園控股(02007.HK)はマレーシアの開発プロジェクトの先行き不透明感から、下落率1位の3.29%安。前日急伸した広州富力地産(02777.HK)は利益確定に押され、3.41%安に沈んだ。
個別ではニット衣料最大手の申洲国際(02313.HK)が5.39%高。前日発表の中間決算を受け、複数の外資系証券会社が強気見通しを明らかにし、これが好感された。(中国部・畦田)
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