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【8月24日の香港市場】
2018.08.24 18:01
主要指数はそろって続落。ハンセン指数は前日比0.42%安の2万7671.87ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.32%安の1万779.71ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約8%減少し、概算で769億2600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は7億3700万元。深セン経由は2億6400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が続落。米中関係の不透明感やトランプ大統領のロシア疑惑が、相場の重荷となった。米中双方は総額160億米ドルに上る追加関税を発動。こうしたなか米中の次官級交渉に大きな進展はなく、香港市場の主要指数は低く寄り付いた。前場はマイナス圏で推移。後場は上海総合指数に追随するかたちで上げに転じる場面もあったが、すぐに下げに沈んだ。手控えムードが強く、メインボードの売買代金は今年7月30日以来の800億HKドル割れとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、瑞声科技(02018.HK)が2.71%安となり、2日連続で下落率1位。先ごろ発表した決算をめぐるネガティブな評価が、引き続き売り材料視された。人民元安が進み、対外債務の負担増に対する懸念から、本土系不動産株が軟調。華潤置地(01109.HK)が下落率2位の2.69%安、碧桂園控股(02007.HK)が同4位の1.82%安だった。
AIA(01299.HK)は18年1-6月期の新契約価値が大方の予想を下回ったことが嫌気され、下落率3位の2.64%安。中国人寿保険(02628.HK)も同期の新契約価値のマイナス成長を受け、1.60%安だった。また、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が1.39%安となり、指数の重荷となった。
一方、中国海洋石油(00883.HK)は上昇率1位の3.89%高。コスト抑制の効果などで、18年6月中間決算が56.78%増益となったことを好感した。交通銀行(03328.HK)は上昇率4位の1.25%高。18年6月中間決算の発表を受け、アナリストが経営の改善を評価。中国政府筋による同社株の買い増しが明らかとなったことも好材料視された。香港鉄路(00066.HK)は広東省と香港を結ぶ高速鉄道が来月23日に開通することを手がかりに、0.88%高だった。(中国部・千原)
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