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【8月24日の中国本土市場】
2018.08.24 16:55
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に続伸し、前日比0.17％高の2729.43ポイント。B株指数は反落し、0.34％安の285.34ポイントだった。深セン市場はいずれも反落し、深セン成分指数が0.19％安の8484.74ポイント、B株指数が0.29％安の1005.57ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約5％減少し、概算で2392億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は2億3500万元の売り越しに転じた。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は買い越しが続き、買越額は2億800万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米中双方が総額160億米ドルに上る追加関税を発動。こうしたなか開かれた米中の次官級交渉に大きな進展はなく、中国は米国を世界貿易機関（WTO）に提訴した。米中関係をめぐる不透明感が残るなかで週末を迎えることもあり、上海総合指数は低く寄り付き、前場にかけて軟調に推移。後場で上げに転じたが、中盤から戻り売りに押され、小幅高で終了した。手控えムードが強く、両市場合計の売買代金は9日連続で節目の3000億元を下回った。
上海市場は全体の5割半の銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、上海総合指数は小幅高。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.44％高となり、上昇率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場も全体の5割半の銘柄が下落。中小型株の下げが大きく、中小企業板指数が0.32％安、創業板指数が0.37％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軒並み上昇。4.61％増益の18年6月中間決算を発表した交通銀行'A'（601328.SS）が買われ、2.35％高だった。四大国有銀行株では中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.66％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.64％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.12％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.85％高だった。保険株も総じて堅調で、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.21％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.78％高、平安保険'A'（601318.SS）が0.54％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.53％高。二大石油会社も買われ、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.91％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.86％高だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の5割あまりだった。（中国部・千原）
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