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【8月23日の中国本土市場】
2018.08.23 17:20
主要指数はそろって反発。上海市場は小幅に上昇し、上海総合指数が前日比0.36％高の2724.62ポイント、B株指数が0.28％高の286.33ポイントだった。深セン市場でも深セン成分指数が0.55％高の8501.39ポイントと小幅に上昇。B株指数は1.01％高の1008.56ポイントだった。両市場合計の売買代金は前日比で約1割増加し、概算で2522億元。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は9億200万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は5億6600万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
本日の上海総合、深セン成分の両指数は概ね底堅く推移。米中両国が追加関税を発動した13時（日本時間）の前後はマイナス圏に沈んだが、後場で再びプラス圏に戻した。160億米ドル規模の輸入品に対する米中双方の関税発動はすでに織り込み済みで、当面の悪材料出尽くし感や現在進行中の次官級協議への期待感が地合いを支えた。中国スマホ大手の小米B（01810.HK）が中間期に黒字転換したことをきっかけに、ハイテク関連株への押し目買いが目立った。
両市場で約2370の銘柄が上昇。中興通訊'A'（000063.SZ）が8.42％高、四創電子（600990.SS）が7.80％高、曙光信息産業（603019.SS）が6.92％高、水晶光電（002273.SZ）が4.51％高など、スマホ関連株が特に堅調だった。小米Bのスマホ販売台数が大幅に増加し、中国ブランド製品の高い競争力が好感された。自動車用バイオ燃料の普及拡大に向けた政策が出され、*ST竜力生物【売付のみ】（002604.SZ）がストップ高、中糧生化（000930.SZ）が2.27％高など、関連銘柄が上昇。華能国際電力'A'（600011.SS）が5.05％高、華電国際電力'A'（600027.SS）が1.58％高、大唐国際発電'A'（601991.SS）が0.97％高など、電力大手が堅調だった。
一方で約900の銘柄が下落。米国の関税適用による長期的影響が懸念され、鉄鋼・非鉄大手が概ね低迷した。宝山鋼鉄（600019.SS）が2.52％安、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が2.03％安、雲南馳宏（600497.SS）が0.86％安、中国アルミ'A'（601600.SS）が0.51％安だった。
なお、B株市場は約7割の銘柄が上昇。特に深センB株は観光セクターの大東海観光（200613.SZ）がストップ高、酒造株の安徽古井貢酒（200596.SZ）が上昇率3位の3.40％高など好調で、指数の上昇に寄与した。（中国部・畦田）
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