内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【8月22日の香港市場】

2018.08.22 17:39

 主要指数はそろって4日続伸。ハンセン指数は前日比0.62%高の2万7927.58ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.04%高の1万850.17ポイントだった。メインボードの売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で1004億3200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が2億3900万元の買い越しに転じた。深セン経由は買い越しが続き、買越額は3億1100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 まもなく始まる見通しの米中次官級交渉への期待感を背景に、前日の米国株市場はダウ平均が4日続伸した。外部環境の改善が一段と進み、本日のハンセン、中国企業の両指数は小高くスタート。その後はトランプ米大統領の元個人弁護士が違法行為を認めたとのニュースを材料に一旦は調整したものの、戻り売りをこなしてプラス圏で前引け。後場は企業決算などを材料に堅調に推移し、ハンセン指数は2万8000ポイントに接近して取引を終えた。

 アフリカ豚コレラが沈静化に向かっていると報道され、食肉大手の万洲国際(00288.HK)が4.14%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。また、2ケタ増収増益の中間決算が好感され、保険大手の平安保険(02318.HK)が3.48%高で同2位になった。太平洋保険(02601.HK)が1.96%高、新華人寿保険(01336.HK)が1.59%高など、ほかの保険株も連れ高した。国際原油相場の上昇を支えに、中国海洋石油(00883.HK)が2.56%高、中国石油化工(00386.HK)が1.35%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.20%高と、三大石油株が堅調。

 また、中国政府が新作ゲームの審査を9月にも再開すると伝わり、大型IT株のテンセント(00700.HK)が2.50%高でハンセン指数の上昇に寄与した。同じくゲーム関連銘柄の金山軟件(03888.HK)は中間期の大幅減益も織り込み済みで、7.75%高と急伸。また、石炭大手の中煤能源(01898.HK)は中間期に続いて1‐9月期も大幅増益となる見通しが明らかとなり、4.43%高で取引を終了。ヤン州煤業(01171.HK)が2.40%高など、同業他社も堅調だった。

 一方で衛生用品大手の恒安国際(01044.HK)は中間期が小幅増益にとどまったことから、2.09%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位に沈んだ。風力発電大手の華能新能源(00958.HK)が発表した中間決算は増収増益となったが、アナリスト予想に届かず8.36%安。原発大手の中国広核電力(01816.HK)は最終減益に後退し、4.50%安で引けた。(中国部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。