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【8月17日の香港市場】
2018.08.17 17:50
主要指数は6日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.41%高の2万7213.41ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.32%高の1万513.83ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約19%減少し、概算で1003億600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも売り越しが続き、売越額は上海経由が3億8200万元、深セン経由が8100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
通商問題をめぐる次官級の米中交渉が今月下旬にも開かれるとの報道を受け、ニューヨーク市場は中国関連の銘柄を中心に買われ、ダウ平均が大幅反発。外部環境の好転を受け、香港の主要指数は高く寄り付いた。こうしたなか、米国家経済会議(NEC)のクロドー委員長は強硬な姿勢を示し、中国側は大統領の決心と戦いを継続する意思を過小評価すべきではないと発言。マーケットの楽観ムードに水を差した。香港の主要指数は徐々に上げ幅を縮小。上海総合指数が大幅安となったことで、香港市場でも中国本土系の銘柄が売られ、中国企業指数は後場の中盤で下げに転じる場面もあった。終盤で再び買いが広がり、主要指数はいずれも反発した。
ハンセン指数の構成銘柄では、聯想集団(00992.HK)が6.52%高となり、2日連続で上昇率1位。先日発表した18年4-6月期決算を受け、アナリストが目標株価を引き上げたことを好感した。昨日は下落率2位だったテンセント(00700.HK)は反発し、本日は上昇率3位の3.43%高。時価総額が大きく、指数の上昇に寄与した。一方、スマホ部品メーカー関連株が売られ、瑞声科技(02018.HK)が下落率1位の2.99%安、舜宇光学科技(02382.HK)が同4位の1.33%安だった。
そのほかでは製薬株が大幅安。薬明生物(02269.HK)が8.69%安、石四薬集団(02005.HK)が7.19%安、復星医薬(02196.HK)が6.74%安、石薬集団(01093.HK)が4.75%安、中国生物製薬(01177.HK)が3.84%安だった。狂犬病ワクチン製造をめぐる不正事件をめぐり、関係者に厳しい処分が下されたことを受け、投資家心理が悪化した。(中国部・千原)
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