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【8月15日の中国本土市場】

2018.08.15 17:06

 主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が3日続落し、前日比2.07%安の2723.25ポイント。B株指数は反落し、1.10%安の286.35ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、2.31%安の8581.17ポイント。B株指数は4日続落し、1.64%安の1000.18ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約4%増加し、概算で2780億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも売り越しが続き、売越額はそれぞれ7億8900万元、6億3300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 トルコ情勢への警戒感を背景に、新興国通貨の下落が進むなか、人民元が対米ドルで本日も下落。こうしたなか上海総合指数は低く寄り付き、一本調子で下げ幅を拡大。本日の安値付近で取引を終了した。人民元安を背景に、「滬股通」と「深股通」はいずれも売り越し。両市場合計の売買代金は2日連続で3000億元を下回った。

 上海市場は大型株を中心に下落銘柄が全体の9割に達した。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は2.44%安で、下落率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場は全体の8割半の銘柄が下落。中小企業板指数は2.03%安、創業板指数は2.63%安だった。

 上海市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軒並み安。四大国有銀行株では中国銀行'A'(601988.SS)が1.70%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.69%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.67%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.64%安だった。二大石油株はそろって反落し、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.11%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.36%安。保険株も売られ、新華人寿保険'A'(601336.SS)が3.92%安、太平洋保険'A'(601601.SS)が3.91%安、平安保険'A'(601318.SS)が3.42%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.25%安だった。

 上海B株市場は全体の8割半の銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の9割あまりに上った。(中国部・千原)
 
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