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【8月13日の香港市場】

2018.08.13 17:57

 主要指数は大幅に続落。ハンセン指数は前営業日比1.51%安の2万7936.57ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.61%安の1万766.51ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末比で約2%減少し、概算で834億6000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が10億7300万元の買い越しに転じた。深セン経由は3300万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米国との対立が強まるトルコで通貨リラの下落が止まらず、トルコ発の世界金融不安への警戒感が浮上。先週末の欧米株市場が大きく調整すると、週明けの香港株市場もこの流れに巻き込まれた。中国を含む新興国経済への不安感を背景に、人民元安が対米ドルで進行。香港ドルも引き続き対米ドル安の限度付近で張り付いた。通貨安不安を背景にハンセン、中国企業の両指数は大幅続落して寄り付くと、その後は本日の安値圏でのもみ合いが続いた。ハンセン指数は5営業日ぶりに2万8000ポイント割れで取引を終了。

 米中摩擦の影響と将来の利益率低下の懸念から、スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率2位となる4.19%安。同業の瑞声科技(02018.HK)も2.68%安と連れ安した。“トルコショック”の市場への悪影響が警戒され、本土・香港系の金融銘柄がさえない。東亜銀行(00023.HK)はハンセン指数構成銘柄から外れることが決まり、下落率1位の5.78%安に沈んだ。ほかに中信証券(06030.HK)が2.48%安、中国銀行(03988.HK)が1.65%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.28%安、平安保険(02318.HK)が1.18%安。

 中国政府による私立学校をめぐる規制強化が悪材料視され、睿見教育(06068.HK)が39.76%安、宇華教育(06169.HK)が36.56%安、中国楓葉教育集団(01317.HK)が31.07%安など、教育セクターの主力銘柄が急落した。また、農機大手の第一トラクター(00038.HK)が中間期の赤字転落見通しを受けて6.00%安。靴OEM大手の裕元工業(集団)(00551.HK)は大幅減益の中間決算となり、5.85%安に沈んだ。

 一方で安全資産需要に基づく金相場上昇を織り込み、壇金砿業(00621.HK)が25.00%高、霊宝黄金(03330.HK)が5.67%高、中国黄金国際(02099.HK)が1.38%高など、金鉱株が上昇。セメント大手の華潤セメント(01313.HK)は好業績を材料に2.52%高と買われた。同業の西部セメント(02233.HK)も3.03%高としっかり。スポーツ用品大手の李寧(02331.HK)は大幅増益の決算内容を材料に4.67%高だった。(中国部・畦田)
 
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