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【8月7日の香港市場】
2018.08.07 18:10
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は前日比1.54%高の2万8248.88ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.53%高の1万866.10ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4%増加し、概算で890億300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が本日も売り越しとなり、売越額は2億6200万元。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は1億7700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。好業績の銘柄が相場を支えたものの、米中通商摩擦への警戒感で、ダウ平均が下げに転じる場面もあった。ナスダック総合株価指数は5日続伸した。本日の香港市場は主要指数が高く寄り付いた。昨日大きく下げた上海総合指数が前場の中盤で下げに転じると、香港市場でも本土系銘柄が売りに押される場面もあった。ただ、上海総合指数は節目の2700ポイントを割ったところから反転し、その後は一本調子で上げ幅を広げ、高値引けした。これを香港の主要指数が追随。ハンセン指数は4日ぶりに終値で2万8000ポイントを回復した。中国本土マネーの動きも活発化し、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約13%に上った。
ハンセン指数の構成銘柄では、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率1位の6.42%高。18年6月中間決算が前年同期比で50%以上の増益となる見通しを明らかにし、これが買い材料となった。これに同じ本土系不動産株が連れ高し、華潤置地(01109.HK)が上昇率3位の4.46%高、中国海外発展(00688.HK)が2.80%高だった。
昨日に続いて香港系銀行株が堅調。中銀香港(02388.HK)が3.99%高、恒生銀行(00011.HK)が3.11%高だった。シティバンクが香港での住宅ローン金利を0.10ベーシスポイント引き上げ、利ザヤ拡大への期待感が高まったもようだ。九龍倉置業地産(01997.HK)は18年6月中間決算の内容と配当が好感され、3.61%高だった。そのほかの銘柄では、中国恒大(03333.HK)が21.15%高。18年6月中間決算での大幅増益見通しが買い材料となった。(中国部・千原)
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