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【7月31日の香港市場】
2018.07.31 17:52
主要指数はいずれも小幅に続落。ハンセン指数は前日比0.52%安の2万8583.01ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.19%安の1万1024.73ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約2割増加し、概算で875億1100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が引き続き売り越しだったが、売越額は3億元に縮小。深セン経由は2200万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米連邦公開市場委員会(FOMC)前の手控えムードと、米ハイテク大手の先行き不透明感などを背景に、前日の米国株市場はダウ平均が続落した。外部環境の悪化を受け、本日の香港株市場は引き続き神経質な地合いに終始。ハンセン、中国企業の両指数は小安くもみ合ったまま取引を終えた。CFLP発表の中国PMIが製造業、サービス業の両方で前月値を下回ったことで、景気減速への警戒感が広がった。昨日に続いて人民元安が進行していることも、弱い投資マインドにつながった。
ナスダック総合指数が3年ぶりに3日連続で1%以上の下落となったことで、米国も含む世界的なハイテク市況悪化を投資家は警戒。舜宇光学科技(02382.HK)が4.77%安、テンセント(00700.HK)が3.26%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1~2位に並んだほか、金蝶国際(00268.HK)が7.94%安、長飛光繊光纜(06869.HK)が7.20%安、衆安保険(06060.HK)が5.39%安など、IT関連の銘柄が幅広く売られた。また、マネーロンダリング関連の違反で行政処分を受けたことで、生保最大手の中国人寿保険(02628.HK)が1.60%安。中国太平(00966.HK)が2.89%安、平安保険(02318.HK)が1.28%安など、ほかの銘柄も連れ安した。
前日堅調だった発電株が調整し、華能国際電力(00902.HK)が3.12%安、華電国際電力(01071.HK)が1.86%安。一部ワクチンのデータ偽装問題をきっかけに消費者の国産医薬品全体への不信感が強まっており、医薬セクターが低調。神威薬業(02877.HK)が13.93%安、広州白雲山医薬(00874.HK)が5.38%安、中国中薬(00570.HK)が5.24%安、中国生物製薬(01177.HK)が3.07%安だった。
一方で国際原油相場の大幅反発を支えに、中国海洋石油(00883.HK)が1.54%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.18%高、中国石油化工(00386.HK)が0.79%高と三大石油株が上昇。上期の国内乗用車市場の堅調な伸びが織り込まれ、広州汽車(02238.HK)が2.93%高、北京汽車(01958.HK)が2.19%高、長城汽車(02333.HK)が0.89%高など、自動車株が概ね買われた。
個別では台湾系美容サービス大手の自然美生物科技(00157.HK)が31.14%高。筆頭株主が大半の保有株売却で覚書を交わしたと伝わり、新筆頭株主による公開買付実施を見込んだ思惑買いが膨らんだ。(中国部・畦田)
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