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【7月27日の中国本土市場】
2018.07.27 16:54
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が3日続落し、前日比0.29％安の2873.59ポイント。B株指数は小反発し、0.15％高の293.54ポイントだった。深セン市場はいずれも3日続落し、深セン成分指数が0.60％安の9295.92ポイント、B株指数が0.17％安の1063.16ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約18％減少し、概算で3107億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は21億8300万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は5億3300万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は低く寄り付き、前場の終盤や後場の中盤では上げに転じる場面もあったが、総じて軟調な値動きだった。週末を控え、売買代金は大幅に低迷。米中摩擦への警戒感が続いているもようだ。上海市場は全体の6割近くの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.23％安で、下落率は上海総合指数よりも小さかった。深セン市場の下落銘柄は全体の6割半。中小型株の下げがやや大きく、中小企業板指数は0.53％安、創業板指数は0.71％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は総じて軟調で、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.86％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.28％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.18％安だった。二大石油株では中国石油化工'A'（600028.SS）が0.91％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が変わらず。保険株は軒並み堅調で、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.77％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.26％高、平安保険'A'（601318.SS）が0.11％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.04％高だった。
そのほかでは中西部関連や素材関連の銘柄が堅調。中西部関連では西蔵天路（600326.SS）がストップ高だったほか、西蔵城市発展【売付のみ】（600773.SS）が5.96％高、重慶路橋【売付のみ】（600106.SS）が5.92％高。素材関連では馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が5.03％高、柳州鋼鉄（601003.SS）が4.73％高だった。効果的な投資を拡大し、中西部のインフラ建設を加速すると、李克強首相が表明し、これを好感した。なお、上海B株市場は上昇銘柄の方がやや多かった。一方、深センB株市場は下落銘柄の数が上昇銘柄をやや上回った。（中国部・千原）
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