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【7月26日の香港市場】
2018.07.26 17:59
主要指数はいずれも5日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.48%安の2万8781.14ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.47%安の1万1021.35ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約6%減少し、概算で813億6800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも売り越しに転じ、売越額は上海経由が5億6600万元、深セン経由が3億4000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場は米国と欧州の貿易摩擦をめぐる対立が和らぐとの期待を背景に、ダウ平均が続伸。業績期待を背景に、ナスダック総合株価指数は過去最高値を更新。良好な外部環境を追い風に、香港の主要指数は高く寄り付いたが、いずれも前場の中盤で下げに転じた。中国企業指数は節目の1万1000ポイントを割り込む場面もあった。終盤ではやや下げ幅を縮めたものの、主要指数は5日ぶりに下落。中国企業指数は終値での1万1000ポイント割れを免れた。
フェイスブックが業績の下振れを背景に時間外取引で急落し、これが逆風となり、香港市場で時価総額の大きなIT(情報技術)株が売られた。また、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長とトランプ大統領の会談で、貿易戦争の回避に向けた合意が一部で得られたと伝わり、中国が孤立することへの警戒感も広がった。本土マネーの動きは昨日に続いて低調。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄では、フェイスブックの急落を嫌気し、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が1.31%安となり、重荷となった。昨日の下落率1位だった万洲国際(00288.HK)は続落し、本日は同3位の2.83%安。引き続き米中貿易摩擦による業績への影響が警戒されているもようだ。昨日の上昇率2位だった碧桂園控股(02007.HK)は反落し、本日は下落率5位の1.48%安だった。こうしたなか、本土系石油株の一角が買われ、中国石油天然気(00857.HK)が上昇率2位の1.04%高、中国石油化工(00386.HK)が同4位の0.81%高だった。(中国部・千原)
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