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【7月26日の中国本土市場】
2018.07.26 17:17
主要指数はいずれも下落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.73%安の2882.22ポイントと続落。B株指数は小幅ながらも5営業日ぶりに反落し、0.07%安の293.09ポイントだった。深セン市場は続落し、深セン成分指数が1.17%安の9352.25ポイント、B株指数が0.13%安の1064.98ポイント。両市場の売買代金は前日比で約4%減少し、概算で3802億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は11億1300万元に減少。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は5億6700万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米欧首脳会談で一定の妥協が成立し、本日の人民元の基準レート(対米ドル)が元高となったことが好感され、上海総合、深セン成分の両指数は小幅に反発して寄り付いた。だが、直後にマイナス圏へ沈むと、後場で下げ幅をやや広げ、上海総合指数は3日ぶりに2900ポイントを割り込んだ。取引時間中にオンショア・オフショアの外為市場で人民元安が進み、投資マインドが悪化した。両市場全体の値下がり銘柄は約1800、値上がりは約1540だった。
中国国際航空'A'(601111.SS)が1.60%安、中国南方航空'A'(600029.SS)が1.08%安、中国東方航空'A'(600115.SS)が0.66%安など、原油高と人民元安が重しになり航空セクターが下落。今上期の業績鈍化が警戒され、大型保険株が上海総合指数の重しになった。太平洋保険'A'(601601.SS)が3.03%安、新華人寿保険'A'(601336.SS)が2.63%安、平安保険'A'(601318.SS)が2.18%安。ワクチンのデータ偽造問題による国産品への不信感が再び広がり、医薬セクターが軟調。問題を起こしたST長生生物【売付のみ】(002680.SZ)がストップ安に沈んだほか、通化東宝薬業(600867.SS)が3.20%安、康恩貝製薬(600572.SS)が2.91%安。また、ソフトウエア大手が概ね振るわず、浪潮ソフト(600756.SS)が3.91%安、中国ソフト(600536.SS)が3.12%安だった。
一方でインフラ投資の拡大が再び織り込まれ、重慶路橋【売付のみ】(600106.SS)と成都路橋工程【売付のみ】(002628.SZ)がストップ高、西蔵天路(600326.SS)が6.87%高など、中国西部に地盤を置く建設大手が上昇。汚水処理設備の整備に向け政府が投資を拡大するとの観測から、江南水務(601199.SS)が3.75%高、博天環境(603603.SS)が1.54%高など、水処理会社が値上がりした。
なお、B株市場は概ね小動きとなり、上海B株の値上がり・値下がり数は拮抗した。もっとも、大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.60%安とさえず、指数もわずかに反落した。(中国部・畦田)
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