中国株ニュース 詳細
【7月18日の香港市場】
2018.07.18 17:50
主要指数は小幅に続落した。ハンセン指数は前日比0.22%安の2万8117.42ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日続落し、0.12%安の1万578.46ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約3%減少。概算で762億2400万HKドルと引き続き薄商いだった。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が1億8100万元の売り越し。一方の深セン経由は2億6100万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院の議会証言で、米国経済の楽観的な見通しを強調。これを材料に前日の米国株市場はダウ平均が続伸した。外部環境の改善を支えに、本日のハンセン、中国企業の両指数は前場で小高く推移した。もっとも、その後は対米ドルでの人民元安が徐々に悪材料視されると、後場の両指数は下げに転じ、小幅安で取引を終えた。
スマホ部品大手の瑞声科技(02018.HK)が続落し、4.17%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。競争激化などを理由にアナリストがレーティングを引き下げたことが嫌気された。通信設備大手の中興通訊(00763.HK)は中間期の業績悪化があらためて悪材料視され、6.18%安と戻り売りに押された。また、米ドル高による商品相場の先安感が広がり、新疆新キン砿業(03833.HK)が3.03%安、洛陽欒川(03993.HK)が2.40%安、中国海洋石油(00883.HK)が1.27%安など、資源セクターの主要銘柄が軟調。
米国の利上げ観測を受け、米国と金融政策で連動する香港の地場系不動産株がさえない。恒隆地産(00101.HK)が2.13%安、恒隆地産(00083.HK)が1.10%安、新世界発展(00017.HK)が0.92%安。中国政府によるセメント増産規制の動きが嫌気され、華潤セメント(01313.HK)が1.64%安、中国建材(03323.HK)が1.35%安、北京金隅(02009.HK)が1.07%安など、セメント株が軟調。
一方でスマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が0.77%高と反発し、同業の瑞声科技と明暗が分かれた。前日の急落を招いた空売り機関によるネガティブレポートの内容を強く否定したことで、買い戻しが広がった。猛暑による電力需要の増加を織り込み、発電大手の華潤電力控股(00836.HK)が3.34%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。中央企業再編の観測も材料視され、華電国際電力(01071.HK)が3.51%高、華能国際電力(00902.HK)が1.25%高だった。
猛暑関連の買いはほかのセクターにも広がり、華潤ビール(00291.HK)が3.43%高、青島ビール(00168.HK)が2.27%高など、ビール大手が上昇。また、個別では自動車大手の長城汽車(02333.HK)が中間期の好業績見通しを材料に、4.97%高だった。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門