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【7月18日の中国本土市場】
2018.07.18 17:12
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が4日続落し、前日比0.38％安の2787.25ポイント。B株指数は3日続落し、0.51％安の288.49ポイントだった。深セン市場はいずれも3日続落し、深セン成分指数が0.96％安の9195.23ポイント、B株指数が0.02％安の1047.48ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約9％増加し、概算で3374億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は1億2700万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は1億1200万元の売り越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
欧州連合（EU）欧州委員会のユンケル委員長と米国のトランプ大統領は来週にも通商問題を協議すると伝わり、世界的な貿易摩擦の緩和期待が高まった。上海総合指数は小高く寄り付き、始値で2800ポイントを回復した。その後も堅調に推移していたが、後場の中盤で一気に下げに転じ、2800ポイントを割ると、本日の安値付近で取引を終了した。上海市場は大型株などが売られ、全体の6割近くの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.39％安だった。深セン市場の下落銘柄は全体の6割あまり。中小企業板指数は0.58％安、創業板指数は0.84％安だった。
上海市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて軟調。うち四大国有銀行株はまちまちで、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.47％高だったものの、中国銀行'A'（601988.SS）は0.57％安。中国農業銀行'A'（601288.SS）と中国工商銀行'A'（601398.SS）は前日比で変わらずだった。二大石油株もまちまちで、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.16％高と反発したものの、中国石油天然気'A'（601857.SS）は続落し、0.27％安だった。保険株もまちまち。新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.76％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.13％高だったものの、太平洋保険'A'（601601.SS）は1.42％安、平安保険'A'（601318.SS）は0.36％安だった。
そのほかでは、夏の観光シーズンを迎え、旅行関連株が堅調。中青旅（600138.SS）が8.88％高、黄山旅行開発'A'（600054.SS）が3.63％高、中国国旅（601888.SS）が2.07％高。夏の電力需要の増加を見込み、華電国際電力'A'（600027.SS）が7.72％高、華能国際電力'A'（600011.SS）が6.34％高、華能水電（600025.SS）が5.92％高、上海電力（600021.SS）が5.25％高だった。
上海B株市場は上昇銘柄の方がやや多かったものの、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が0.30％安となり、上海B株指数は下落した。深センB株市場も上昇銘柄の方が多かったが、無錫小天鵝（200418.SZ）の1.35％安などが重荷となった。（中国部・千原）
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