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【7月17日の香港市場】

2018.07.17 18:08

 主要指数はハンセン指数が4営業日ぶりに反落し、前日比1.25%安の2万8181.68ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日続落し、1.05%安の1万591.72ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で12%増加したものの、概算で782億3900万HKドルと引き続き薄商いだった。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が3億9000万元の売り越し。一方の深セン経由は1億8600万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 前日の米国市場はダウ平均が小幅に上昇したものの、WTI原油先物は需給バランス悪化の懸念から大幅に反落。また、通商摩擦が世界経済のリスク要因になるとの見通しを国際通貨基金(IMF)が発表した。これにより米中を含む世界経済の先行き不透明感が意識されると、本日の香港株市場は戻り売りが活発化。ハンセン、中国企業の両指数は朝方に下げ幅を広げると、その後は安値圏でのもみ合いが続いた。

 原油相場の下落を受け、中国海洋石油(00883.HK)が3.38%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.79%安、中国石油化工(00386.HK)が0.42%安と、三大石油株が売られた。また、スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が急落し、6.76%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。空売り機関によるネガティブレポートが売り材料になった。瑞声科技(02018.HK)が2.08%安、通達集団(00698.HK)が1.21%安など、同業のスマホサプライヤーも連れ安。不動産税策定に向けた政府の動きが警戒され、雅居楽集団(03383.HK)が4.20%安、中国海外発展(00688.HK)が3.17%安、碧桂園控股(02007.HK)が2.98%安など、本土系の不動産大手が軟調だった。

 一方で建材セクターの一角が買われ、北京金隅(02009.HK)は中間決算の好業績見通しを材料に、6.87%高で取引を終了。すでに大幅増益の見通しを明らかにしている華潤セメント(01313.HK)も1.54%高だった。押し目買いはほかのセクターにも広がり、国泰君安証券(02611.HK)が3.20%高、中国銀河証券(06881.HK)が0.51%高など、一部の証券株が上昇。また、個別では通信設備大手の中興通訊(00763.HK)は先ごろ中間期の赤字転落見通しを明らかにしていたが、3.00%高と悪材料出尽くしによる買い戻しが続いた。(中国部・畦田)
 
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