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【7月13日の香港市場】
2018.07.13 17:47
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続伸し、前日比0.15%高の2万8525.44ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は小反落し、0.05%安の1万746.45ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約7%減少し、概算で844億5700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は2億9700万元。深セン経由は買い越しが続き、買越額は7億5100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発。米中貿易摩擦をめぐる警戒感が後退し、中国事業の比率が大きい銘柄などが買い戻された。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数は約3週ぶりに過去最高値を更新した。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。しかし、米中通商摩擦をめぐる警戒感が強いなかで週末を迎えることから、中国本土系の銘柄を中心に売りが広がり、主要指数は上げ幅を縮小。中国企業指数は取引終了間際に下げに転じた。手控えムードが強く、メインボードの売買代金は7日ぶりに900億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率3位だった蒙牛乳業(02319.HK)が続伸し、本日は上昇率1位の5.11%高。売上高の減少と粗利益率の低下圧力に対するマーケットの見方は行き過ぎているとアナリストが指摘し、これを好感した。米中通商摩擦への警戒感を背景に、恒安国際(01044.HK)が上昇率2位の3.63%高など、内需株の上昇が目立った。米国市場でハイテク株が買われた流れを受け、香港市場でも瑞声科技(02018.HK)が2.45%高、聯想集団(00992.HK)が1.77%高だった。
そのほかの銘柄では、周大福珠宝(01929.HK)が3.72%高。4-6月期の既存店売上高を発表し、大方の予想を上回ったことから、ポジティブな評価が相次いだ。ブリリアンスチャイナ(01114.HK)は続落し、本日は2.83%安。BMWとの合弁会社について、外資の出資比率を75%に引き上げることが協議されていると報じられたことが、引き続き悪材料視されているもようだ。報道内容を否定したものの、投資家心理の改善に至らなかった。(中国部・千原)
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