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【7月12日の中国本土市場】
2018.07.12 17:10
主要指数はいずれも大幅に反発した。上海市場は上海総合指数が前日比2.15%高の2837.65ポイント、B株指数が1.98%高の292.44ポイント。深セン市場は深セン成分指数が2.76%高の9273.61ポイントだった。B株指数は3日ぶりに上昇し、1.81%高の1061.98ポイント。両市場の売買代金は前日比で約2割増加し、概算で4158億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は16億9600万元に増加。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は2億7000万元の買い越しに転じた。
米中摩擦拡大への警戒感から前日の米国株市場は下落し、原油相場は大幅に調整した。外部環境の悪化を受け、本日の上海総合指数は小安く寄り付いた。だが、その後は順調に上げ幅を広げて前場を終了。後場は高値圏で推移し、大幅反発で取引を終えた。前日に米国政府が発表した関税対象リストを受けて中国側もすぐに対抗措置をとる方針を明らかにしたものの、詳細は控えており、“抑制的”な姿勢が意識された。また、米国側も中興通訊'A'(000063.SZ)と最終合意を交わして8月から同社への制裁措置を完全に解除する見通しとなったほか、米議会に大統領の関税発動権限の縮小を目指す動きが出ており、米中リスクの後退が幅広い銘柄への買い戻しにつながった。
本土市場は全面高の様相。制裁解除による業績回復の期待感から中興通訊'A'がストップ高となったほか、亨通光電(600487.SS)が9.85%高、歌爾(002241.SZ)が6.22%高、欧菲科技(002456.SZ)が6.03%高など、ハイテク銘柄が軒並み反発した。半導体関連の鼎信通訊(603421.SS)と亜翔集成(603929.SS)もストップ高。指数の急反発が好感され、保険・証券株の多くが切り返した。中信建投証券'A'(601066.SS)がストップ高、中国銀河証券'A'(601881.SS)が4.08%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が4.05%高。原油相場の反落などを材料に航空株が買い戻され、中国国際航空'A'(601111.SS)が5.00%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が3.78%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が2.43%高。
B株市場はA株に連れ高し、大半の銘柄が反発。値下がりは2銘柄だけだった。上海B株では通信設備メーカーの東方通信(900941.SS)が3.87%高。中興通訊'A'への制裁解除により国内の5G(第五世代移動通信)関連の設備投資が活発になるとの見方が支援材料になった。深センB株でもハイテク関連の京東方科技(200725.SZ)が反発し、6.84%高で上昇率1位になった。(中国部・畦田)
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