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【7月9日の香港市場】
2018.07.09 18:00
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は前日比1.31%高の2万8688.50ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.37%高の1万768.35ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べわずかに増加し、概算で986億6500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は13億5500万元。深セン経由は8億2800万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が続伸。米中通商摩擦への警戒感は根強いものの、6月の米雇用統計が良好な内容だったことを好感した。米企業の四半期業績の発表が控えており、期待感も膨らんだもようだ。良好な外部環境に加え、米中の追加関税の第一弾が始まったことで当面の悪材料が出尽くしたこともあり、香港の主要指数は高く寄り付き、その後も堅調な値動きに終始した。ただ、米国は月内にも追加関税の第二弾を発動する構えであることから、手控えムードは残り、メインボードの売買代金は1000億HKドルに届かなかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、銀河娯楽(00027.HK)が5.13%高、サンズチャイナ(01928.HK)が4.32%高と続伸し、上昇率1~2位に並んだ。サッカー・ワールドカップなどが影響し、マカオの4~6月のカジノ収益は前四半期に比べ減少するものの、今年下期は収益力が回復するとアナリストが予想し、これが材料視されたもようだ。
上昇率3位は万洲国際(00288.HK)の3.22%高。米中両国で事業展開していることから、通商摩擦を背景に調整が続いていたが、売られ過ぎとアナリストが指摘。目標株価は引き下げられたものの、ファンダメンタルズを基に買い推奨を継続したことから、買い戻す動きが広がった。
吉利汽車(00175.HK)は上昇率4位の3.21%高。ファンダメンタルズが良好なことに加え、電気自動車などに対する補助金が年々削減されるなかで、シェア拡大が見込めるとアナリストが予測したことが手がかりとなったもようだ。(中国部・千原)
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