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中遠海運控股、東方海外への公開買付がスタート

2018.07.09 10:01

　中遠海運控股（01919.HK）は6日、東方海外（00316.HK）の全株式を対象としたボランタリー・オファー（公開買付）がスタートしたと発表した。上海ポート（600018.SS）と共同で実施し、2018年7月27日に応募締切日を迎え、延長される可能性もある。公開買付は現時点で発効していない。

　公開買付の提示価格は78.67HKドルで、2018年7月3日の終値77.75HKドルを1.2％上回る水準。中遠海運控股と上海ポートは東方海外の既存事業の継続と上場維持を約束している。

　公開買付の発効には買付者が過半数の株式を掌握するなど、複数の条件をクリアする必要がある。

　なお、公開買付後に中遠海運控股と上海ポートは東方海外の米国でのコンテナふ頭事業を取得する見込み。米国当局の要求に基づき、両社は当該資産をすぐに信託財産に設定し、米国当局が容認する第三者企業に売却することでも合意している。

（同件につきましては、2018年7月6日付「TOB後に東方海外の一部株式の売却も」、2018年7月2日付「東方海外への買収計画で前提条件をすべてクリア」、2017年7月26日付「買収計画の審査通過でA株が売買再開」、2017年7月10日付「上海ポートと共同で東方海外を買収へ」をご参照ください）

【出所】香港証取サイト上の公告(2018/07/06)

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