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【7月6日の香港市場】

2018.07.06 17:51

 主要指数は4日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.47%高の2万8315.62ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.13%高の1万622.62ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約5%増加し、概算で984億8700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が本日も売り越しとなり、売越額は2億6200万元。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は4億2900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は米中貿易摩擦への警戒感が燻るなか、ハイテク株などが買われ、ダウ平均が反発。本日の香港市場は外部環境の好転を受け、主要指数が小高く寄り付いたものの、米国の対中追加関税の発動を控え、前場の中盤で下げに転じた。ハンセン指数は前場で節目の2万8000ポイントを割り込む場面もあった。米国は予定通りに追加関税を発動したものの、中国側に目立った動きは見られなかった。これを受け、後場で主要指数は上げに転じた。なお、香港市場の取引終了間際に、中国は米国と同時刻に報復関税を発動したと正式に発表した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率1位の2.97%高。スマートフォン用カメラ、3Dセンサー、車載カメラなど複数の製品で主導的なポジションにあり、潜在的な成長性が高いと指摘するアナリストが目標株価を引き上げ、これが材料視された。

 中国旺旺(00151.HK)は1.02%高。幅広い販売拠点で値上げが実施され、業績回復の見通しは明るいとアナリストが評価し、これを好感した。このほかマカオのカジノ株が買われ、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率2位の2.77%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.02%高だった。(中国部・千原)
 
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