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【7月5日の中国本土市場】
2018.07.05 17:19
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.91%安の2733.88ポイント、B株指数が0.89%安の286.81ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.91%安の8862.17ポイント、B株指数が0.79%安の1044.51ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4%減の3155億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は18億1300万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も5億4100万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国による総額340億米ドルに上る対中追加関税の第一弾が実施されることを控え、上海総合指数は低く寄りついた。前場は序盤や中盤で上げに転じる場面もあったが、下げ幅を広げて終了。後場は安値付近での小動きとなった。
上海市場と深セン市場のいずれも下落銘柄は全体の8割半に達した。こうしたなか大型株の一角が堅調。多くの株価指数が下落するなか、上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.25%高だった。深セン市場は中小型株が大幅安。中小企業板指数は2.25%安、創業板指数は2.10%安だった。
上海市場の主力セクターでは時価総額の大きな銀行株がまちまち。こうしたなか、四大国有銀行株はいずれも堅調で、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.42%高、中国銀行'A'(601988.SS)が1.41%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.35%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.20%高だった。先月発表された預金準備率の引き下げが本日から実施され、総額7000億元と予想される流動性が放出されたことが、追い風となったもようだ。
二大石油株はまちまち。中国石油化工'A'(600028.SS)が1.28%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.80%安。保険株はいずれも堅調で、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.51%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.49%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.47%高、平安保険'A'(601318.SS)が0.01%高だった。B株市場は上海と深センのいずれも全体の8割半ほどの銘柄が下落した。(中国部・千原)
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