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【7月4日の中国本土市場】
2018.07.04 17:35
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.99%安の2759.12ポイント、B株指数が1.03%安の289.40ポイントだった。深セン成分指数は2.01%安の9035.48ポイント、B株指数は0.53%安の1052.90ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約16%減少し、概算で3296億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は2億5500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は10億4300万元の売り越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米中通商摩擦への警戒感を背景に、上海総合指数は低く寄り付いた。6月の財新中国サービス業PMIがここ4カ月で最高となったことを好感し、朝方は上げに転じる場面もあったが、その後は下げ幅を広げる展開となり、本日の安値付近で引けた。中興通訊'A'(000063.SZ)の一部業務が1カ月に限り再開することが米商務省によって許可された一方、米マイクロン・テクノロジーが知的財産権をめぐる中国での裁判で敗訴し、26種類の製品の販売が禁じられた。米中通商摩擦の先行き不透明感が再び強まった。
上海市場と深セン市場はいずれも全体の8割ほどの銘柄が下落。上海市場は大型株が軟調だったものの、四大国有銀行株が総じて堅調だったことで、上証50指数は0.86%安にとどまった。深セン市場は小型株が売られ、創業板指数は2.58%安だった。上海B株市場の下落銘柄は全体の9割近くに上った。深センB株市場は全体の6割半ほどの銘柄が下落した。
上海市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて軟調。ただ、四大国有銀行株は堅調な銘柄が多く、中国銀行'A'(601988.SS)が0.56%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.38%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.30%高だった。二大石油株はそろって軟調。中国石油化工'A'(600028.SS)が0.63%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.53%安。保険株は軒並み軟調だった。
そのほかでは、産金株が大幅高。西部黄金(601069.SS)、赤峰黄金(600988.SS)がストップ高だったほか、山東ゴールド(600547.SS)が6.61%高、中金ゴールド(600489.SS)が5.97%高だった。投資家のリスク許容度が縮小していることを反映しているもようだ。(中国部・千原)
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