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権威金融、中国集成控股との株式交換を通じた公開買付がスタート
2018.07.04 13:53
権威金融(00397.HK)は4日、第三者の実業家である黄文集氏による株式交換を通じた同社株への公開買付(パーシャル・オファー)がスタートしたと発表した。応募締切日は2018年8月1日を予定し、延長される可能性もある。公開買付は現時点で発効していない。
黄氏は自身が支配下に置き、主席職も務める中国集成控股(01027.HK)の株式を対価に、最大で権威金融の株式15億9387万4096株(現在の発行済み株数の54.74%)の取得を目指す。株式交換の比率は権威金融の株式4株につき、中国集成控股の株式5株。黄氏は最大で中国集成控股の株式20億5万6319株(同52.83%)を放出することになる。
公開買付を通じて上限まで権威金融の株式を取得した場合、黄氏は権威金融の新筆頭株主となる一方、中国集成控股への持ち株比率は12.22%に低下して実質支配者ではなくなる。事業・投資の多角化を進める黄氏は、中国・香港での金融事業の成長性と現在の株価水準などを考慮し、株式交換を通じた権威金融への公開買付の実施を決めたと説明。黄氏は権威金融の既存事業の継続と上場維持を約束している。
2018年6月29日の権威金融の終値は0.18HKドル、中国集成控股の終値は0.059HKドル。交換比率に基づく権威金融の株式1株あたりの対価価値は0.07375HKドル(0.059×5÷4)となり、同日終値を59%下回る。公開買付の発効には当局の承認など複数の条件達成が必要となるほか、パーシャル・オファーであるため、仮に発効しても応募した株数すべてが買い取られるとは限らず、単位未満株などが発生する可能性もあるとし、注意を喚起している。
(同件につきましては、2017年11月29日付「中国集成控股との株式交換を通じた公開買付の提案を受ける」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/07/04)
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