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【6月26日の香港市場】
2018.06.26 18:03
主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は続落し、前日比0.27%安の2万8881.40ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日続落し、0.80%安の1万1118.89ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約16%増加し、概算で1247億7200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はそろって売り越しに転じ、売越額は上海経由が5億4300万元、深セン経由が1億6200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に反落し、約1カ月半ぶりの安値をつけた。中国資本25%以上の企業について、対米投資制限を検討しているという報道が、大きな売り材料となった。中国への技術流出規制が強化されると伝わり、これも投資家心理を悪化させた。
米中関係悪化への警戒感を背景に、香港の主要指数は低く寄り付き、下げ幅を拡大。中国本土系の銘柄を中心に売られ、中国企業指数は前場の中盤で節目の1万1000ポイントを割り込んだ。ただ、その後は買い戻す動きが広がり、後場ではハンセン指数が2万9000ポイントを回復する場面もあった。ただ、投資家心理は弱気に傾いており、いずれの指数もマイナス圏で取引を終了した。本土マネーが香港株から手を引く動きが広がり、売買代金が前日に比べ大きく膨らむなか、「港股通」はそろって売り越しとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、碧桂園控股(02007.HK)が6.64%安となり、2日連続で下落率1位。資金繰りをめぐる懸念、売り出し物件の大幅な粗利益率の低下などを背景に、アナリストが厳しい先行きを予想したことが売り材料となった。その他の本土系不動産株も続落し、中国海外発展(00688.HK)が0.77%安、華潤置地(01109.HK)が0.75%安だった。
瑞声科技(02018.HK)は下落率2位の3.60%安。米中関係がさらに悪化し、中国の消費者が不買運動などを起こせば、同社が依存するアップルの製品が影響を受けるとの見方が背景にあるもようだ。
その一方で舜宇光学科技(02382.HK)は上昇率2位の2.81%高。来年下期にも発表されるとみられる新型iPhoneに搭載される光学モジュールが、従来に比べ大幅に増加するとの見方が浮上し、これを好感したもようだ。(中国部・千原)
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