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【6月20日の香港市場】

2018.06.20 17:43

 主要指数は5営業日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.77%高の2万9696.17ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.11%高の1万1505.74ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末比で約3割減少し、概算で1098億2600万HKドルを記録。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しに転じ、買越額は上海経由が9億2400万元、深セン経由が5億8400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中通商摩擦の“泥沼化”が前日の米国株市場でも嫌気され、ダウ平均が大幅に続落。外部環境は引き続き悪く、本日の香港株市場でも前場は神経質な地合いが続いた。前日までに大幅に続落した反動で自律反発狙いの買いも入り、前場のハンセン、中国企業の両指数は前日終値を挟んで弱含む展開。後場は上海総合指数が上げに転じたことが好感され、ハンセン指数は上げ幅を幾分広げて取引を終えた。もっとも、米中摩擦をめぐる懸念は根強く、中国企業指数は反発したものの、上げ幅は限定的。引き続き対中強硬策を主張する米政府要人の発言が目立ち、全体の地合いを重くした。それでも中国政府の景気・株価対策への期待感が下支えし、A株市場が最終的に反発したことが香港で好感された。

 内需関連株に押し目買いが入り、前日にハンセン指数構成の下落率1位だった食品セクターの中国旺旺(00151.HK)は3.80%高で上昇率1位となった。同セクターの蒙牛乳業(02319.HK)が同2位の3.73%高。株価急落により売られ過ぎ感が広がり、一部の優良株が反発。米国の制裁措置の行方が注目される通信設備大手の中興通訊(00763.HK)は売買再開後に連日の大幅安となっていたが、本日は初めて上昇し20.00%高で引けた。華虹半導体(01347.HK)が8.57%高、BYD電子(00285.HK)が4.44%高、テンセント(00700.HK)が0.85%高など、ハイテク関連株が概ね反発した。

 猛暑による発電需要の増加が織り込み、華能国際電力(00902.HK)が2.63%高、大唐国際発電(00991.HK)が0.82%高など、発電大手が反発。発電用石炭の需要増加も想定され、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が0.73%高と切り返した。6月のカジノ収益上振れの可能性が浮上し、新濠国際(00200.HK)が8.68%高、澳門博彩控股(00880.HK)が6.17%高など、カジノ株も反発。

 一方、米中両国で事業展開する食肉最大手の万洲国際(00288.HK)は続落し、1.35%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。新エネ車大手のBYD(01211.HK)は政府補助金の減少などによる業績への影響が懸念され、2.61%安に沈んだ。(中国部・畦田)
 
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