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【6月13日の中国本土市場】
2018.06.13 17:02
主要指数は反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.97%安の3049.79ポイント、B株指数が0.39%安の307.96ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.48%安の1万161.64ポイント、B株指数は0.49%安の1128.86ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約2%減少し、概算で3429億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は7億8500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は7億3800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合、深セン成分の両指数は反落して寄り付くと、後場で下げ幅を広げ、本日の安値圏で大引け。両市場全体で2900近い銘柄が値下がりした。制裁措置解除で米国政府と合意した中興通訊'A'(000063.SZ)は本日から取引を再開したが、ストップ安に沈んで全体の地合いを悪くした。さらに議会しだいで再び制裁措置が復活する可能性も浮上。また、中国製品への制裁関税発動を示唆するトランプ政権高官の発言が続き、米中通商摩擦の懸念が戻り売りを活発化した。
通信設備大手の中興通訊'A'がストップ安に沈み、海能達通信(002583.SZ)が4.51%安、烽火通信(600498.SS)が0.89%安、曙光信息産業(603019.SS)が0.71%安など、同業他社が総じて軟調。衛士通(002268.SZ)が8.95%安、用友ネット(600588.SS)が6.92%安、三六零(601360.SS)が4.37%安など、ソフトウエア大手が売られた。足元堅調だった酒造株に利益確定売りがみられ、酒鬼酒(000799.SZ)が4.94%安、安徽古井貢酒'A'(000596.SZ)が2.17%安、茅台酒(600519.SS)が1.10%安。朝鮮半島の地政学リスク後退を受け、軍需関連株の一角が軟調。中航瀋飛(600760.SS)が3.98%安、中船防務'A'(600685.SS)が3.57%安、船舶重工(601989.SS)が2.94%安だった。
一方で値上がり銘柄数は450前後にとどまった。中鋼国際(000928.SZ)がストップ高、凌源鋼鉄(600231.SS)が4.05%高、本鋼板材'A'(000761.SZ)が0.71%高など、鉄鋼セクターが堅調。一部の自動車株が物色され、東風汽車(600006.SS)が4.41%高、一汽富維汽車(600742.SS)が1.28%高だった。
なお、B株市場はA株に連れ安し、幅広い銘柄が下落。ただ、日中値幅は小さく、上海B株では上海凌雲実業(900957.SS)は下落率1位だったが、下落率は2.78%安にとどまった。(中国部・畦田)
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