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宝国国際、実質筆頭株主が非公開化を計画

2018.06.08 10:13

　宝国国際（00589.HK）は7日、スキーム・オブ・アレンジメント方式による同社株の非公開化（上場廃止）を実質支配者の陳啓泰・主席ファミリー（持ち株比率：75％、共同行為者の分も含む）が提案したと発表した。陳主席ファミリーは宝国国際の未保有株すべての買い取り、消却を目指す。同社株の株価・流動性の低下や現金配当の実施が困難な状況、上場コストの削減などを考慮し、直近株価を上回る価格で非公開化を提案し、上場廃止を目指すと説明している。

　1株あたりの対価は4.10HKドルを予定し、2018年5月25日の終値2.73HKドルを50.2％上回る水準。予定スケジュールは決まりしだい、開示するという。

　なお、非公開化計画の発効には、株主総会での特別決議や、裁判所会議での独立株主による75％以上の賛成などが必要となることから、必ずしも実施されるとは限らないと強調。すでに独立株主のうち、同社株を7.91％保有する維格娜糸時装股フン有限公司（603518.SS）は賛成の意向を表明しているという。

　今回の情報開示のため、宝国国際の株式は2018年5月28日に売買停止となったが、6月8日に取引を再開した。

【出所】香港証取サイト上の公告(2018/06/07)

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