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【6月7日の香港市場】

2018.06.07 18:15

 主要指数は6日続伸。ハンセン指数は前日比0.81%高の3万1512.63ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.01%高の1万2407.80ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約8%増加し、概算で1055億4600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由の売越額が12億7700万元に増加。さらに、深セン経由の買越額は1億89000万元に減少した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 貿易摩擦回避に向けた中国政府の動きなどが期待感を誘い、前日の米国株市場はダウ平均が大幅に反発。ナスダック総合指数は最高値を更新した。さらに来週の米朝首脳会談を通じた東アジアの地政学リスク後退への期待感も広がり、本日の香港株市場は主要指数が続伸してスタート。その後も堅調に推移し、ハンセン指数は3万1500ポイントを上回り取引を終えた。

 5月も大幅に販売が増加したことで、自動車大手の吉利汽車(00175.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.44%高。同じく5月の販売統計を発表したBYD(01211.HK)も2.42%高と買われた。国内の鋼材相場の上昇を材料に鉄鋼大手が値上がりし、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が3.29%高、鞍鋼(00347.HK)が2.39%高、首長宝佳(00103.HK)が1.01%高。個人向け繰延型年金保険商品の販売が初めて当局から認可されたことで、太平洋保険(02601.HK)が2.25%高、中国人寿保険(02628.HK)が1.09%高など、保険大手が物色された。食品大手の一角が引き続き買われ、中国旺旺(00151.HK)が2.65%高、蒙牛乳業(02319.HK)が2.08%高。

 個別では太陽電池の原材料となる多結晶シリコンを生産・販売する保利協キン能源(03800.HK)が本日取引を再開し、9.21%高で引けた。政策要因で市況の先行き不透明感が強まるなか、一部事業を上海電気(02727.HK)との合弁に切り替えると発表。上海電気との提携樹立が好感された。

 一方で米国の利上げを織り込み香港地場系の不動産株が低迷。恒隆地産(00101.HK)が0.98%安、恒基地産(00012.HK)が0.96%安、九龍倉置業地産(01997.HK)が0.79%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率2~4位に並んだ。医薬株が調整し、中国生物製薬(01177.HK)が5.03%安、復星医薬(02196.HK)が4.50%安、石薬集団(01093.HK)が2.92%安。航空株の利益確定が目立ち、中国東方航空(00670.HK)が2.79%安に沈んだ。(中国部・畦田)
 
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