中国株ニュース 詳細
【6月7日の中国本土市場】
2018.06.07 17:11
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも4日ぶりに小反落し、上海総合指数が前日比0.18%安の3109.49ポイント、B株指数が0.009%安の309.76ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.49%安の1万313.84ポイント。B株指数は5日続伸し、0.11%高の1128.36ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べわずかに増加し、概算で3601億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は24億7100万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は18億2800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前場の上海総合指数は高く寄り付き、プラス圏で推移。後場は序盤で下げに転じ、その後はプラスに切り返す場面もあったが、本日の安値付近で取引を終了した。CDR(中国預託証券)の発行と取引に関する規則が本日付で施行され、ニューエコノミー銘柄の需給悪化が懸念されたもよう。米中通商問題をめぐる警戒感も根強く、両市場合計の売買代金は5日連続で節目の4000億元を下回った。
上海市場は全体の7割近くの銘柄が下落したものの、大型株がしっかりとしていたことから、上海総合指数の下げ幅は小さかった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.11%高だった。深セン市場は中小型の銘柄を中心に、全体の7割近くの銘柄が下落。中小企業板指数は0.58%安、創業板指数は0.73%安だった。
上海市場の主力セクターでは、銀行株がまちまち。うち時価総額の大きな四大国有銀行株はそろって上昇し、中国工商銀行'A'(601398.SS)と中国建設銀行'A'(601939.SS)がいずれも0.70%高だったほか、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.54%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.26%高だった。二大石油株は中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.62%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が前日比変わらずだった。
保険株は軒並み上昇。新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.47%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.36%高、平安保険'A'(601318.SS)が1.00%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が0.64%高だった。保険料控除型保険の販売が上海市などで試験的に始まり、これが材料視された。そのほかでは鉄鋼株が買われ、方大スチール(600507.SS)が3.50%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が3.25%高。鋼材価格の上昇を好感したもようだ。なお、上海B株市場は全体の5割半の銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割半の銘柄が上昇した。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門