中国株ニュース 詳細
【6月6日の香港市場】
2018.06.06 18:02
主要指数は小幅に5日続伸。ハンセン指数は前日比0.53%高の3万1259.10ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.19%高の1万2283.58ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約8%減少し、概算で973億5900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が4億5300万元の売り越しに転じた。深セン経由は10億1400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前日の米国株市場は利益確定が強まり、ダウ平均が調整。もっとも、貿易摩擦回避に向けて中国が700億米ドル相当を米国から追加輸入するとの観測が広がり、中興通訊(00763.HK)が制裁解除条件で米商務省と基本合意に達したとの消息筋情報も流れると、米中通商摩擦の懸念が後退。本日の香港株市場はこれを支えに堅調に推移し、ハンセン、中国企業の両指数は小高く推移した。ただ、先行き不透明感も強く、商いは低迷。イタリア国債の下落で欧州リスクも意識され、上値は重かった。
米アップル株の上昇と米中通商リスクの後退を好感。スマホ部品メーカーの瑞声科技(02018.HK)が9.27%高、舜宇光学科技(02382.HK)が4.86%高と買われ、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1、3位に入った。国内外のハイテク市況の見通しが一段と改善し、関連銘柄が幅広く上昇。インフラとなる光ファイバー網を供給する長飛光繊光纜(06869.HK)が6.41%高、自動車通販大手の易キン集団(02858.HK)が14.17%高、医療IT分野に強い平安健康医療科技(01833.HK)が9.83%高だった。
また、中国東方航空(00670.HK)が1.79%高、中国国際航空(00753.HK)が3.83%高、中国南方航空(01055.HK)が5.21%高など、国内線燃油サーチャージの徴収再開を材料に航空大手が続伸。前日にハンセン指数構成銘柄の下落率1位だった食品大手の中国旺旺(00151.HK)だが、本日は上昇率2位の6.32%高と急反発。一部のアナリストが最新決算を受けて目標株価を引き上げ、これが好感された。中国食品(00506.HK)が4.83%高、華潤ビール(00291.HK)が1.35%高など、ほかの食品株も堅調。
一方で本土系不動産株の一角が利益確定に見舞われ、華潤置地(01109.HK)が1.42%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。小売セクターが振るわず、世紀金花(00162.HK)が3.38%安、莎莎国際(00178.HK)が1.95%安だった。米国の利上げを織り込むかたちで香港地場系の不動産株も弱く、信和置業(00083.HK)が0.99%安、恒基地産(00012.HK)が0.85%安だった。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門