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【5月28日の中国本土市場】
2018.05.28 17:08
主要指数はまちまち。上海市場はわずかに続落し、上海総合指数が前営業日比0.19%安の3135.08ポイントと、4営業日連続で下落。B株指数は5日続落し、0.07%安の316.44ポイントだった。深セン市場は小幅に反発し、深セン成分指数が0.16%高の1万465.53ポイントと4日ぶりに上昇。B株指数は反発し、0.96%高の1110.22ポイントだった。両市場の売買代金は先週末とほぼ変わらず、概算で3982億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は23億700万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は17億4000万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
中興通訊'A'(000063.SZ)を含む中国の通信機器メーカーに対し、米国での事業活動禁止の法案を成立させるべきと米議会上院の有力議員が主張。引き続き米中通商摩擦をめぐる警戒感は消えず、国際原油相場の下落も加わると、週明けの本土市場は全般的にさえない地合いになった。全体で約6割の銘柄が値下がり。上海総合指数は概ねマイナス圏での小動きに終始した。一方で深セン成分指数は底堅く、小幅ながらも終値をプラス圏に乗せて大引け。中国の内需拡大などが織り込まれた。
産油国の増産観測が強まり、原油相場が下落。中海油田服務'A'(601808.SS)が4.60%安、海洋石油工程(600583.SS)が3.65%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.57%安など、石油株が軟調だった。再び米朝首脳会談開催の可能性が高まり、地政学リスクが後退。これを受け軍需関連株が売られ、中船防務'A'(600685.SS)が4.83%安、中航飛機(000768.SZ)が3.50%安だった。先週末に買われた発電株の一角が調整し、華電国際電力'A'(600027.SS)が3.75%安、華能国際電力'A'(600011.SS)が2.75%安。港湾株が振るわず、珠海港(000507.SZ)が3.98%安、広州港(601228.SS)が3.70%安だった。
一方で内需関連の銘柄が概ね堅調だった。2018FIFAワールドカップの開催を来月控え、需要増を見据えビール大手が上昇。珠江ヒ酒(002461.SZ)がストップ高、青島ビール'A'(600600.SS)が7.61%高だった。製品出荷価格の引き上げを織り込み、安徽古井貢酒'A'(000596.SZ)がストップ高、洋河酒廠(002304.SZ)が5.69%高など、白酒大手も好調。
なお、上海B株は6割半の銘柄が値下がり。大株主による保有株売却が伝わり、上海神奇製薬(900904.SS)が下落率1位の4.91%安に沈んだ。一方、深センB株は値上がり・値下がり数が等しく、酒造株が上昇率1~2位に入り指数の上昇を支えた。(中国部・畦田)
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