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【5月24日の香港市場】
2018.05.24 18:07
主要指数は小幅に反発した。ハンセン指数は前日比0.30%高の3万760.41ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3営業日ぶりに上昇し、0.51%高の1万2152.62ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約2割減少し、概算で898億7700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が7億5500万元の売り越し。一方で深セン経由の買越額は3億6800万元に増加した(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録は緩やかな利上げの方針を裏付ける内容。利上げ加速の懸念が後退し、前日の米国株市場はダウ平均が反発した。外部環境の改善を受け、本日の香港株市場はハンセン、中国企業の両指数が小幅に反発してスタート。その後はもみ合いながらも後場半ばで持ち直し、本日の高値圏で取引を終了した。前日の急落の反動で買い戻す動きが広がったが、米中貿易摩擦への警戒感や米朝首脳会談の中止リスクなどが重しになり、指数の上げ幅は限られた。
前日急落した石油・石炭株が概ね反発。中国石油化工(00386.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率2位となる2.46%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.46%高と、大型石油株が反発した。石炭最大手の神華能源(01088.HK)が2.22%高で、上昇率4位。年内に中国が産児制限の完全撤廃に踏み切るとの観測を支えに、紙おむつを生産する恒安国際(01044.HK)が2.54%高で上昇率1位だった。菓子製造の蝋筆小新休閑食品(01262.HK)には思惑買いが膨らみ、13.20%高で取引を終了。また、エレクトロニクス大手の聯想集団(00992.HK)は18年1-3月期の税前利益が事前予想を上回ったと伝えられ、今後の業績回復の期待感から2.08%高としっかり。
一方で米中摩擦の拡大が引き続き懸念され、両国で事業展開する食肉大手の万洲国際(00288.HK)が続落。3.22%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位になった。海運・港湾株が総じて振るわず、青島港国際(06198.HK)が2.75%安、中遠海運控股(01919.HK)が2.37%安。新疆ウイグル自治区の地場系銘柄がさえず、新疆金風科技(02208.HK)が3.86%安、新疆新キン砿業(03833.HK)が3.30%安だった。
個別では米国に本拠を置く大手旅行かばんメーカーのサムソナイト(01910.HK)が9.83%安と急落し、場中で売買を停止。空売り機関によるネガティブレポートがろうばい売りにつながったもようだ。(中国部・畦田)
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