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【5月24日の中国本土市場】
2018.05.24 17:00
主要指数は深センB株を除いて下落。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比0.45％安の3154.65ポイント。B株指数は3日続落し、0.19％安の317.94ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.63％安の1万564.12ポイント。B株指数は3日ぶりに小反発し、0.02％高の1101.76ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約17％減少し、概算で3822億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は8億1500万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は13億6500万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米国のトランプ大統領が米中通商交渉の仕組みを変える必要があるとツイート。両国の話し合いが難航する可能性があるとの見方が広がった。これを受け、前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。後場は下げ幅を広げ、本日の安値付近で取引を終了した。
上海市場と深セン市場のいずれも全体の5割半の銘柄が下落。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.67％安となり、下落率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場の中小型株も軟調で、中小企業板指数が0.44％安、創業板指数が0.41％安だった。手控えムードが強く、両市場合計の売買代金は4日ぶりに節目の4000億元を下回った。
上海市場の主力セクターは、時価総額の大きな銀行株、二大石油株、保険株が総じて軟調。そのほかでは、海南省関連の銘柄が本日も堅調。*ST海南椰島【売付のみ】（600238.SS）がストップ高だったほか、海南砿業【売付のみ】（601969.SS）が4.78％高。深セン市場でも海峡航運（002320.SZ）がストップ高だった。
上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したものの、一部の大型株や海南省関連の銘柄に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。大東海観光（200613.SZ）が上昇率1位の7.96％高、海南京糧（200505.SZ）が同2位の4.22％高だった。（中国部・千原）
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