内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【5月22日の中国本土市場】

2018.05.22 16:55

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.01%高の3214.34ポイントとかろうじて3日続伸したが、B株指数は3日ぶりに小反落して0.04%安の321.24ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.004%高の1万765.80ポイントと、僅差で3日続伸。B株指数は0.25%安の1107.33ポイントと、3日ぶりに調整した。両市場の売買代金は前日比で約5%減少し、概算で4382億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港が仏誕節(灌仏会)祝日の関係で停止。再開は23日を予定している。

 本日の上海総合、深セン成分の両指数はマイナス圏での小動きに終始。政府が発表した「十三五現代金融体系計画」が金融リスク抑制を重視する内容だったことを受け、金融引き締め・規制強化への警戒感から大型株が振るわず、指数の重しになった。それでも米中貿易摩擦の懸念後退は引き続き地合いを下支えし、両指数は大引けにかけて終値をかろうじてプラス圏に乗せた。両市場全体の値上がり銘柄は約1860を数えた。
 
約1330の銘柄が値下がり。金融引き締めへの警戒感から中国建設銀行'A'(601939.SS)が2.09%安、招商銀行'A'(600036.SS)が1.48%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.99%安など、大型銀行株が下落。住宅市場への影響が懸念され、保利房地産(600048.SS)が4.00%安、緑地HD(600606.SS)が1.78%安など、不動産株の一角がさえない。住宅市場との関連性が強い家電セクターも売りに押され、美的集団(000333.SZ)が2.44%安、格力電器(000651.SZ)が2.37%安、青島ハイアール(600690.SS)が0.96%安。国際原油相場の先高感が一段と強まり、中国国際航空'A'(601111.SS)が2.54%安、中国南方航空'A'(600029.SS)が1.66%安など、空運株が燃油コスト増の懸念から軟調だった。

 一方で5G(第5世代移動通信)関連の投資拡大が織り込まれ、烽火通信(600498.SS)が4.74%高、東方通信'A'(600776.SS)が3.49%高など、通信設備株が上昇。中国が産児制限の完全撤廃に踏み切るとの観測が流れ、光明乳業(600597.SS)が2.21%高、*ST貝因美食品【売付のみ】(002570.SZ)が1.39%高など、粉ミルクメーカーが堅調だった。都市ガス株が上昇し、長春ガス【売付のみ】(600333.SS)がストップ高、大衆公用事業'A'(600635.SS)が4.78%高。

 B株市場はA株と異なり、値下がり銘柄の方が多かった。全般的に日中値幅が小さいなかで上海B株では東方通信(900941.SS)が上昇率1位の1.32%高となり、指数の下げ幅縮小に寄与した。(中国部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。