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【5月18日の香港市場】
2018.05.18 17:44
主要指数は4日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.34%高の3万1047.91ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.62%高の1万2355.13ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約16%減少し、概算で935億5600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は4億100万元。深セン経由は7億2800万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が反落。米長期金利の上昇や米中通商問題をめぐる警戒感が、相場の重荷となった。外部環境は低迷したが、本日の香港市場は昨日まで3日続落していた反動もあり、主要指数が高く寄り付いた。米中通商問題の不透明感が漂うなかで週末を迎えることから、前場の序盤は前日終値を挟んで一進一退。前場の中盤以降はプラス圏で推移し、上げ幅を広げた。
こうしたなか、米国産の輸入コーリャンに対する反ダンピング調査を終了すると、商務部が突然発表。米中交渉が前向きに進んでいるとの見方が広がり、投資家心理が改善した。原油相場の上昇を受けて石油株が大幅高となったことも、追い風となった。後場の終盤で売りがやや増えたものの、ハンセン指数は終値を3万1000ポイント台に乗せた。週末を迎えて手控えムードが強く、メインボードの売買代金は5日ぶりに1000億HKドルの大台を下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系のエネルギー株が大幅高。中国石油天然気(00857.HK)は4-6月期の業績についてアナリストからポジティブな評価が相次いだこともあり、上昇率1位の6.37%高だった。上昇率2位は石炭大手の神華能源(01088.HK)の6.28%高。このほか、中国海洋石油(00857.HK)が上昇率3位の3.43%高だったほか、中国石油化工(00386.HK)が2.36%高だった。昨日の上昇率1位だったテンセント(00700.HK)は続伸し、本日は0.21%高だった。
一方、スマートフォン関連株がそろって売られ、舜宇光学科技(02382.HK)が下落率1位の2.05%安、瑞声科技(02018.HK)が0.52%安。昨日の上昇率2位だった恒安国際(01044.HK)は反落し、本日は下落率2位の1.90%安だった。(中国部・千原)
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