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【5月14日の中国本土市場】

2018.05.14 17:07

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が反発し、前営業日比0.34%高の3174.03ポイント。B株指数は小幅に続落し、0.12%安の320.99ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.34%高の1万671.45ポイント。深センB株指数は小幅に3日続伸し、0.11%高の1104.15ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約2%減少し、概算で4071億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は34億8000万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は23億6400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は小幅高で寄り付き、プラス圏での値動きに終始。後場は上げ幅を縮め、終盤では先週末の終値に迫ったが、取引終了間際に買いが入った。明日にもMSCI新興市場指数に組み入れられるA株のリストが発表される予定であり、構成銘柄となりそうな大型株が物色された。ただ、その一方で小型株などが軟調だった。

 米国の制裁で主要業務が停止状態に追い込まれた中興通訊'A'(000063.SZ)について、業務再開を手助けするとトランプ大統領がツイートし、米中通商摩擦の激化に対する懸念が後退。中国の駐米大使も米中貿易不均衡が長期にわたって続くことはないと発言し、両国の話し合いが前向きに進んでいることを示唆。これも投資家心理の改善につながったもようだ。

 上海市場は全体の6割近くの銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、上海総合指数は上昇。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.05%高となり、上昇率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場は全体の6割半近くの銘柄が下落。深セン市場の全銘柄で構成される深セン総合指数は0.10%安となったが、大型株の多い深セン成分指数は上昇した。深セン市場は中小型株を中心に軟調で、創業板指数は0.20%安だった。

 上海市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。ただ、四大国有銀行株の中国工商銀行'A'(601398.SS)と中国銀行'A'(601988.SS)は前日比変わらずだった。二大石油株はまちまち。中国石油天然気'A'(601857.SS)は0.12%高だったものの、中国石油化工'A'(600028.SS)は1.51%安だった。保険株は総じて堅調だった。

 上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、深センB株指数は小幅に上昇した。(中国部・千原)
 
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